本記事にはプロモーションが含まれます。
「仕訳のルールが多すぎて覚えられない」
「借方・貸方がどっちかわからなくなる」
「一度覚えてもすぐ忘れてしまう」
こんにちは、パラオです。
簿記3級・2級を取得した30代の会社員です。私も最初は仕訳でつまずきました。でもあるコツを意識してから、仕訳が自然と身につくようになりました。
仕訳が覚えられない本当の原因
多くの人が仕訳を「暗記リスト」として覚えようとします。しかし仕訳の数は膨大で、暗記だけでは本番で対応できません。
根本的な原因は「なぜその仕訳になるのかを理解していない」ことです。
仕訳には必ず「なぜ借方にくるのか、なぜ貸方にくるのか」の理由があります。その理由を理解すれば、初見の仕訳問題でも自分で考えて解けるようになります。
コツ① 5つの勘定グループを体で覚える
すべての仕訳は、以下の5グループに分類される勘定科目で構成されます。
| グループ | 増えたとき | 減ったとき | 例 |
|---|---|---|---|
| 資産 | 借方(左) | 貸方(右) | 現金・売掛金・備品 |
| 負債 | 貸方(右) | 借方(左) | 買掛金・借入金 |
| 純資産 | 貸方(右) | 借方(左) | 資本金 |
| 費用 | 借方(左) | 貸方(右) | 仕入・給料・水道光熱費 |
| 収益 | 貸方(右) | 借方(左) | 売上・受取利息 |
覚え方のポイント:
「資産と費用は増えたら借方(左)」「負債・純資産・収益は増えたら貸方(右)」
この5グループの原則さえ染み込めば、個別の仕訳を丸暗記しなくても取引の内容から自分で仕訳を組み立てられます。
コツ② 取引を「何が増えて何が減ったか」に分解する
仕訳で迷ったときは、取引を次の手順で分解します。
例:現金10,000円で備品を購入した
- 何が増えた?→ 備品(資産)が増えた
- 何が減った?→ 現金(資産)が減った
- 資産が増えたら借方・減ったら貸方
借方:備品 10,000 / 貸方:現金 10,000
この「増えた・減った」に分解する習慣が、仕訳を考える基本動作です。最初はゆっくりでいいので、毎回必ずこの手順を踏みましょう。
別の例:商品50,000円を掛けで仕入れた
- 何が増えた?→ 仕入(費用)が増えた/買掛金(負債)が増えた
- 費用が増えたら借方、負債が増えたら貸方
借方:仕入 50,000 / 貸方:買掛金 50,000
コツ③ 「仕訳パターン集」を自分で作る
テキストや問題集で出てきた仕訳をノートにまとめる**「仕訳パターン集」**を自作します。
作り方:
- 取引の内容(日本語)を書く
- 仕訳を書く
- 「なぜそうなるか」の理由を一行で書く
例)
取引:現金で商品を売った
仕訳:現金 ××× / 売上 ×××
理由:現金(資産)増加→借方、売上(収益)増加→貸方
この「理由まで書く」作業が記憶の定着に効きます。
仕訳が特につまずきやすいポイント
「3分法」の仕入・売上
商品売買は「3分法」で処理します。
- 仕入時:**仕入(費用)**を計上
- 売上時:**売上(収益)**を計上
- 商品在庫は「繰越商品」で管理
「商品を買ったのに費用?」と思いがちですが、3分法では購入時に費用として処理するのが原則です。
「売掛金・買掛金」の消込
- 売掛金:後で代金をもらう権利(資産)
- 買掛金:後で代金を払う義務(負債)
回収・支払い時の「消込」仕訳は特につまずきやすいので、テキストの例題を何度も繰り返しましょう。
「貸倒引当金」
売掛金が回収できなくなるリスクに備える処理。仕組みを理解しないまま暗記しようとすると混乱します。**「将来の損失見込みを今期に費用として計上する」**という目的を理解してから仕訳を覚えると定着します。
仕訳の練習方法
① テキストの例題を「答えを見ないで」解く
テキストの例題を読んで、答えを見る前に自分で仕訳を書いてみる練習が最も効果的です。最初は間違えて当然。間違えた箇所が「覚えるべき弱点」です。
② 問題集を「問題→即採点」で繰り返す
解いたら即採点して解説を読む。この繰り返しが仕訳の定着を加速します。
③ 第1問(仕訳問題15問)に集中する
試験の第1問は仕訳問題15問・配点45点です。まず第1問の正答率を90%以上に安定させることが最優先です。ここさえ固まれば合格はぐっと近づきます。
まとめ|仕訳は「暗記」より「理解」で身につく
- 5グループ(資産・負債・純資産・費用・収益)の増減ルールを先に体で覚える
- 仕訳に迷ったら「何が増えて何が減ったか」に分解する
- 自分で作る「仕訳パターン集」に理由まで書くと定着が速い
- つまずきやすい3分法・売掛金・貸倒引当金は仕組みの理解が先
- 問題集を繰り返し解くことが最終的な定着の鍵
仕訳は「慣れ」です。最初は時間がかかっても、100問・200問と繰り返すうちに自然と手が動くようになります。